
【はじめに】
初めましての方は初めまして、そうでない方はいつもお世話になっております。ラクダと申します。
S29にて自身初の最終2桁を獲得することができました。
レギュGルールが終了した為、簡単な内容になりますが使用構築を記事にまとめました。
読んで反応を頂けたり、S28~29で対戦した方からのたいありリプを頂けたら嬉しいです。
【最終結果】
S28 TN バイオレット 最高レート2003
S29 TN バイオレット 最終70位 レート2026
↓翌日予定があるため逃げ切り最終2桁を狙い、4月30日23時時点20位で撤退(最終日成績4-0)

↓最終順位

【使用構築】

【構築経緯】
S28で使用した守る黒バド構築(




)の完成度が高く、立ち回りと細部の調整を改善してS29に臨むことにしました。
※以下S28当時の構築経緯になります
S27でディンルーが結果を残したことからディンルーに複数回行動を許さない、拘り眼鏡黒バドミライや草テラス黒バドが増えると予想しました。
拘り眼鏡黒バドミライに対してディンルー等のクッションに引く動きが弱くなると感じ、型判別から行動をスタートできる「まもる」という技の採用価値が上がると考えました。
私自身はメジャーなポケモンの認知されていない型を使ったズラシによるアドバンテージで勝ちにいく戦法を得意としているので、上記の考察と合わせて守るを強く使えそうかつ認知されていない禁止伝説ポケモンを探したところ、守る黒バドレックスが守ったターンの相手の行動に合わせて対面的に殴り合うかクッションに引くかを決めれる点で強く、認知されていないだろうと思い、守る黒バドレックスから構築を組み始めました。
また守るで技を確認した後、対面的な殴り合いを選択できるように持ち物はきあいのタスキに決定しました。

環境トップメタの黒バド・ミライに対するクッションとしてディンルーを採用しました。黒バド・ミライに対して“守る→ディンルー引き”という動きをすることによってディンルー引き一点読みの奇襲を防ぐことができるためディンルーの行動回数が稼ぎやすく、今回はそのメリットを最大限に発揮できるオボンのみステロ型のHDディンルーに決定しました。

黒バド+ディンルーで荒らした盤面を一掃できるポケモンが欲しいと感じたため攻め守りともに相性補完が良いゴツメノーマル竜舞神速カイリューを採用し、上記3体を黒バド・ミライ軸に対する基本選出としました。

基本選出は相手の黒バド・ミライ構築のメタに寄せているためtiar2の禁止伝説ポケモンが重く感じました。そこでtiar2禁止伝説に幅広く有利を取れる炎オーガポンを採用しました。

コライ軸のガチグマが非常に重かったのでガチグマに後投げして裏まで負荷を掛けられる鉢巻ハッサムを採用しました。

ここまでの5体だとムゲンダイナを崩せないことが問題だと感じたので瞑想ハバタクカミを採用して構築が完成しました。

【S28→S29での変更点】
・
襷CS→襷BCS
理由:襷水ウーラオスを対面処理する為
・
草テラス→炎テラス
理由:カイオーガよりスタンにいるパオジアン・イーユイを意識した方が勝率が上がると考えた為
・
でんこうせっか→じゃれつく
理由:電磁波カイリューの羽休めに強くなれる為
・
瞑想甘える痛み分け→瞑想身代わり地面テラバ
理由:キョジオーン入りのスタンに強くなれる為
・
飛行テラスインファイト→悪テラス叩き落とす
理由:アストラルビット・ふいうちに対して行動回数を増やせる為
【構築コンセプト】
「まもる」黒バドレックスで噛み合いを回避し、「襷最速バドレックス+定数ダメージ+強力な先制技」による絶対的な構築パワーを活かして対面または短期サイクルで詰め切る
【個体紹介】

S:最速
HB:特化水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」+「アクアジェット」を95.8%耐え
特化水テラス水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」を96.6%耐え
C:余り
構築の始点となる禁止伝説枠。
ほぼ全ての構築に対して初手に選出し、”守る”による”偵察”を担います。
ディンルー引きに対するこだわり高火力での奇襲やノーマルテラスによる奇襲を”守る”で防ぐことで相手の型を判別しながらの試合運びが可能になり、型の噛み合いを大幅に減らすことができます。
技構成はメインウェポンとなる「アストラルビット」、コンセプトである「まもる」、ディンルー・ガチグマに対する打点である「くさむずび」は確定。今回は守ると組み合わせて黒バドの前で甘えた行動を咎める「アンコール」を採用したところ、詰め場面で有効に働く場面が多く、噛み合いの解消に一役買ってくれました。
テラスタルはスケショコライドン意識のフェアリーにしました。
耐久振りが本当に偉く、最終日も初手襷水ラオス対面で草結び→アストラルビットの動きをしたところ、相手が耐久振り黒バドを見て拘り一点読みスカーフ黒バド引きをしてきてイージーウィンするなど、様々な場面で調整が活きました。

A:「カタストロフィ」で削れた黒バド(175-101)が「じしん」で93.8%落ちる
HD:ミライのEF特化抜群「テラバースト」をオボン込み76.6%2耐え
黒バド・ミライにテラスを強要するポケモン。
黒バドの”守る”の恩恵を最大限活かして場を荒らす“削り”を担います。
技構成は削りを遂行できる「カタストロフィ」と「ステルスロック」は確定。基本選出で重い竜舞神速カイリューを流せる「ふきとばし」、数的有利を取った際の詰めに参加できるように「じしん」を採用しました。
物理方面の耐久が薄いのでテラスタルはパオジアンに対する耐性を獲得できる炎で採用しました。
A実数値130のディンルーの「じしん」だと削りが足りないと感じる場面が多かったのでA実数値154まで伸ばして使用したところ、カタストロフィではなく地震の削りで足りる場面が増え、技外し負けのリスクを減らすことができました。

S:+2で最速135族抜き
HA:できるだけ高く
黒バド+ディンルーで荒らした盤面を一掃する“スイーパー”を担います。
黒バドで高速アタッカーにノーマルテラスを切らせて神速の一貫を作る動きの再現性が高く、並びとしての絶対的な強さを感じました。
持ち物はチョッキコライドンの引き先となれるゴツゴツメット。
技構成はメインウェポンの「しんそく」、鋼やゴーストへの打点としての「じしん」、抜き性能を上げる「りゅうのまい」、マルチスケイルを復活させる「はねやすめ」で確定。スイーパーとしてどの技も欠かせないと感じました。

HB:特化白馬バドレックスの「ブリザードランス」を93.8%耐え
S:準速97族抜き
A:余り
補完枠①。
tiar2禁止伝説に対して幅広く有利を取れるポケモンとして採用しました。
その役割対象はザシアン・ルギア・ルナアーラ・テラパゴス・ホウオウ・白バドなど多岐に渡り、基本選出で対応できない取りこぼしを大幅に減少させてくれました。
技構成はメインウェポンの「ツタこんぼう」「ウッドホーン」、ホウオウや神速がないスケショカイリューを意識して「がんせきふうじ」、電磁波カイリューの羽休めに強い「じゃれつく」を採用しました。
S28の最終日に匿名TNの電磁波カイリューに7~8回破壊され、同じ悲劇を起こさない為に採用した「じゃれつく」でS29は沢山の電磁波カイリューを倒すことができました。

HB:キョジオーンの「しおづけ」で身代わりが93.8%で残る
C:「ステルスロック1回」+「C+1地面テラバースト」でザシアン(189-137)が93.7%で落ちる
S:ブーストエナジーで素早さが上がる最低ライン
補完枠②かつS29のMVP。
受けムゲンダイナとスタンのキョジオーン対策です。
隠密マント持ちだとキョジオーンの裏にいるアンコール持ちの黒バドや速いまもみがダイナに勝てるか怪しいと感じたのでSブーストエナジー+身代わり持ちで解決することにしました。
技構成はメインウェポン「ムーンフォース」、ムゲンダイナ・キョジオーンを崩せる「テラバースト(地面)」、特殊の崩しと詰ませに移行できる「めいそう」、キョジオーンを絶望させる「みがわり」を採用しました。
テラスタルはダイナとキョジオーンを意識して地面にしました。
「Sブースト」×「めいそう」×「妖・地面の技範囲」がタイプ受けサイクルに対して強力な崩しを行えるため、スタンかつ構築相性が悪い相手に対しての勝率を大きく引き上げてくれました。
「地面テラス」×「みがわり」の2段階で電磁波の対策ができ、運での捲りを許さないのが本当に偉かったです。 「みがわり」の採用によりあくびループに耐性がついたのは想定外のメリットでした。

HB:特化パオジアンの+2「ふいうち」を56%耐え
S:4振りラウドボーン抜き
A:できるだけ高く(197-116カイリューに対するバレパンの乱数が変わるライン)
A202カイリューの「じしん」+A194ハッサムの鉢巻「バレットパンチ」でCS黒バドが確定で落ちる
補完枠③だったが強すぎて軸になったポケモン。
始めに与えた役割はコライ軸のガチグマ対策でしたが、スタンに対する鉢巻ハッサムの通りが良かったのでスタンに選出することも多かったです。
耐性が偉く、眼鏡テラクラスター・鉢巻逆鱗の一貫を切ることができ、毒菱無効かつグライオンにも圧力を掛けられるので想定以上に選出する機会がありました。
技構成は最強先制技「バレットパンチ」、有利対面を維持する「とんぼがえり」、グライオン意識「ダブルウィング」、チョッキやスカーフを無効化して黒バドの通りを良くする「はたきおとす」を採用しました。
テラスタルはアスビと不意打ちへの耐性を付与できる悪を採用しました。
A特化襷剣舞パオジアンの母数が少ないこと、テラスが残っていれば悪テラスで不意打ちに対する耐性を付与できることを踏まえてHBラインはA特化パオジアンの+2「ふいうち」を有利乱数で耐える程度に留めて、代わりにAを上げてバレットパンチのリーチを伸ばすことにしました。
黒バドに干渉できる鉢巻バレットパンチが最強でした。
【構築の要点】
・
耐久振り襷守る黒バドレックス
初手「まもる」からスタートすることで型判別した後に対面的に殴り合うかクッションに引くかを選択でき、ディンルー引き読みの奇襲やノーマルテラスによる黒バドへの奇襲のリスクを減らすことができます。
また守るを貫通してくる天敵水ウーラオスに対しても、耐久に振ることで黒バド自身が水ウーラオスに対面で打ち勝てるようになり、守る黒バドの課題を非テラスで解決しています。
・
勝率を上げる補完枠
炎ポンとカミはそれぞれ特定の禁止伝説メタとなりながらスタンにも投げられる型で採用しています。
S28の反省点として補完枠が特定の禁止伝説メタ専用ポケモンになり、構築相性の悪いタイプの黒バドミラコラスタンに対しても基本選出しか出せず、有利不利関係を覆せなかった点があったため、S29では補完枠をスタンに対しても選出できる型で採用しました。
補完2体の強力な崩しにより構築相性の不利を覆す手段ができ、S28の構築で欠けていた不利構築に対する捲り性能を本構築にもたらしてくれました。
【選出】
レギュGルールが終了した為、省略します。気になった方はDMして頂ければ答えます。
【重いポケモンと並び】
・毒菱マスカーニャ×キョジオーン...カミでキョジが崩しにくくなります
・tiar2伝説構築の初手鉢巻パオジアン...炎ポンから選出している場合は破壊されます
・黒バドが倒された後のヘイラッシャ...倒せません
・アローラベトベトン・オオニューラ...1発で毒手引くと何しても勝てません
・スカーフカイオーガ...いなかったので切りました
・ニトチャスケショコライドン...S28から完全に切っています
・ニトチャ氷の牙電気テラスチョッキコライドン...最終日前日に当たって初手3タテされました
・チョッキミライドン+ミミッキュ+ウーラオス...明確に不利です、最終日複数回マッチングしたらディンルーを草テラステラバに変更する予定でした(最終日はマッチング0回)
・ホウオウ受けループ...明確に不利です。最終日前日に5回当たって4回負けました、最終日複数回マッチングしたら炎ポン→最速パングロ気合パンチ水ラオスに変更する予定でした(最終日はマッチング0回)
・ドーブルバドン...シーズン通して1回しか当たらなかったので切りました
【終わりに】
S28では自身の構築が明らかに周囲の2桁構築より強いと感じていましたが、目標である最終2桁に届かずに失望していました。
しかし試合内容を振り返ると自身の対戦中の状況判断能力不足による負けが多く、自身のプレイング力を磨くこと、負けた対戦内容を俯瞰的に捉えて再現性のない負けは切り捨ててメンタルの安定を徹底することで改善できると思い、S29でも同じ構築を使うことに決めました。
反省を活かしてS29では継続して同じ構築を使いながらプレイングを磨き、プレイングでどうすることもできない部分を努力調整・技構成・テラスタイプでカバーする取り組み方を続けた結果、目標であった最終2桁に到達できて本当に嬉しいです。
またS28では2ロムで対戦数を重ね過ぎた結果、過疎環境故に再戦が多発してしまい、本構築の強みであるズラシ要素を活かし切れなかったことが敗因の1つだと考え、S29では1ロムかつ最終日1週間前から潜り始めることにより対戦数を抑えて再戦を避けることができたことも今回の結果に繋がったと思います。
ポケモンを始めてから初最終2桁まで5年半かかりましたが、根気強く続けて良かったです。
【スペシャルサンクス】
・あるふさん(https://x.com/alf_poke)
本構築はS28で友人のあるふさんと共同で作成し、S29でもあるふさんのアドバイスを受けながらプレイング・構築内容の改善を行いました。(S28にあるふさんは同じ構築でレート203×まで行っていました)
S14で初めてレート2100に到達した際もあるふさんのポケモンの取り組み方のアドバイスに基づいて取り組んでおり、今回もお世話になったので本当に感謝してもしきれないです。
・あいすさん(https://x.com/IceplantBax)
襷CS黒バドを襷水ラオスに勝てる襷BCS黒バドに変更するか迷ってた際に「良いと思います!」と調整変更の後押しをしてくれたあいすさん、本当にありがとうごさいます。耐久振りがめちゃくちゃ勝ちに貢献してくれました。
・お世話になった全ての方々
ここまで読んで頂きありがとうございました!